大型犬との散歩を「最高の時間」に!安全を守るトレーニングとリスク管理の全知識

ランニング

大型犬と一緒に歩く姿は、多くの飼い主にとって憧れの光景です。高い知性と穏やかな性格を持つ大型犬は、最高のパートナーになります。何と言っても大型犬を散歩していると、カッコいいですよね。また、その犬が飼い主のコントロールで、マナーを守りながら散歩している姿なども、凛としていて素敵です。しかし、体重が30kg〜40kgを超える彼らの「力」を正しくコントロールできなければ、散歩は一転して危険なものになりかねません。今回は、大型犬との散歩を「管理」ではなく、愛犬との「最高のコミュニケーション」に変えるためのトレーニングと準備について詳しく解説します。

今回のブログは、大型犬の散歩について書いてみました。お時間があるときに一度みてみてください。


1. なぜ大型犬には「事前の準備」が不可欠なのか?

大型犬はその体格ゆえに、万が一の際の責任が飼い主に重くのしかかります。しつけが不十分なまま散歩に出ることには、以下のようなリスクが伴います。

  • 飼い主の怪我: 急なダッシュに引きずられ、転倒・骨折する恐れがあります。
  • 周囲への事故: 通行人への飛びつきや、他犬とのトラブル。
  • 社会的な不安: 体が大きいだけで恐怖を感じる人もいるため、徹底した制御が求められます。

しつけは決して犬を「支配」するためではありません。愛犬が人間社会の中で安全に、そして自由に生きるためのサポートなのです。犬を飼っている人は、犬が好きですが、中には、とても嫌いで、避けて通行している方もいらっしゃいます。そんな方に話を聞く機会があり、聞いてみると、「小さい頃、大きな犬に追いかけられてから苦手になった。」とか「小学生の頃に、近所の犬に噛まれてた。」とか、犬に対していいイメージがありませんでした。私自身やっぱり犬好きですから、そんな人を減らしたいと思っています。

小さい頃、大きい犬に追いかけ回されてトラウマになっている人も多く聞きますよね。ある程度の躾は、必要かと思いますね。


2. 大型犬特有のリスクと社会的な責任を知る

大型犬を連れて歩く際は、以下の3つのポイントを常に意識しましょう。

強大なパワーの制御

大型犬の引く力は想像以上に強力です。予期せぬ動きに対応できるよう、日常的なコントロール訓練が不可欠です。

周囲への配慮(社会的印象)

「吠える」「飛びつく」「引っ張る」といった行動は、小型犬以上に問題視されやすい傾向にあります。周囲に威圧感を与えない振る舞いを身につけさせることが、大型犬を守ることにも繋がります。

成長期の健康管理

大型犬に多い「股関節形成不全」は、遺伝だけでなく、成長期の過度な運動もリスク要因となります。

  • 過度なジャンプや長距離走行は控える
  • 年齢に応じた運動量に調整する これらを意識して、体に負担をかけない散歩を心がけましょう。

3. 散歩の安全を守る「2つの基礎コマンド」

散歩中のトラブルを防ぐために、最低限マスターしておきたいのが**「待て」と「おすわり」**です。

「待て」:衝動をコントロールする

飛び出し防止や拾い食いの防止に役立ちます。刺激の多い屋外でも確実にできるよう、家の中から段階的に練習しましょう。

「おすわり」:状況を落ち着かせる

信号待ちや、他の犬・人とすれ違う際に有効です。「座れば良いことが起きる」と学習させ、犬自身が落ち着ける状態を作ります。

【トレーニングの基本原則】 現在の主流は、叩いたり怒鳴ったりしない「ポジティブトレーニング(正の強化)」です。

  • 成功したらすぐに褒める
  • おやつなどのご褒美を効果的に活用する

気長にコツコツすることが大切ですね。手のひらをマズルの所に出して「待て!」と声をかけます。おすわりさせたまま、伏せをしたまま、そのまま立ったまま、などどんな姿勢でも、待てるようになるといいですね。ご飯の時にさせたり、おやつの時にさせたり、ワンちゃんの要求が強いもの(おもちゃでも)に対してするといいと思います。


幼犬の時から、何が好きなのか、リサーチしておくことが必要ですね。「おもちゃでは、どんな玩具が好きなのか?硬い、柔らかい、ボール?などなど」「おやつは、どんなものが好きなのか?」飼い主のスリッパが大好きで、それをカミカミするのが、一番好きな子もいますね(笑)一番好きなものを作っておくと、いいかもしれませんね。

4. 理想的な歩行トレーニングとリード操作のコツ

理想は、犬が飼い主の横を引っ張らずに歩く状態です。

正しいリードの持ち方

特定の正解はありませんが、重要なのは「安定感」です。

  • 両手でしっかりと保持する(できれば、左手に持って左側を歩かせましょう)
  • 急な引きに対応できるよう、少しの「遊び(余裕)」を持たせる
  • 滑りにくい握り方を工夫する

【警告】手首への巻き付けはNG!

リードを手首にぐるぐる巻きにするのは非常に危険です。急に犬が走り出した際、手首の捻挫や骨折といった重大な怪我に直結します。


5. 道具選び:ハーネスと首輪の使い分け

愛犬の性格やトレーニング状況に合わせて道具を選びましょう。

  • ハーネス(胴輪): 力が分散され、首や気管への負担が少ないのがメリットです。特に「Y字型」や「H字型」は犬の自然な動きを妨げにくいためおすすめです。
  • 首輪: 合図が伝わりやすいため、トレーニング段階で使用するのに適しています。

日常の散歩はハーネスを中心に、指示をしっかり入れたい時は首輪を併用するなど、状況に応じて調整しましょう。

トレーニングには、首輪がいいと思います。飼い主の合図が伝わりやすく、軽くキュッと引っ張るだけで、こちらに注意を向けることができます。最初からハーネスだと、引っ張り合いになってしまって・・・大変です。人間は、2足歩行ですが、犬は、4足なので、引っ張る力は、ものすごく大きくなります。


リードは、左手に持つといいですね。右利きで右手に持つ方も多いですが、すれ違いの時に、犬同士が近くなって、興奮してしまう場合があるので、最初は、大変かもしれませんが、左手に持ってリードも短めに持ってみましょう。

6. 散歩前後に必ずチェックすべき5つのポイント

大型犬の健康を守るため、以下の項目を習慣にしてください。

  1. 食後すぐの運動は厳禁: 大型犬に多い「胃捻転(GDV)」を予防するため、食後1〜2時間は安静にさせましょう。
  2. 適切な運動量: 1日2回、各30〜60分を目安に。犬種や年齢で微調整が必要です。
  3. 熱中症対策: 夏場は早朝や夜の涼しい時間帯を選び、こまめな水分補給を。
  4. 地面の温度確認: アスファルトを手で触り、肉球の火傷を防ぎます。
  5. ルート選び: 見通しが良く、歩道が広いルートを選ぶことでトラブルを未然に回避できます。

胃捻転を起こし、対応が遅れるとなくなってしまう可能性があります。食後の散歩はダメです。また、これから暑くなってきますので、ダブルコートの子などは、特に熱中症に気をつけて、涼しい時間に散歩に行くようにしたほうがいいですね。

散歩のルート選びですが、毎日同じルートは、避けた方がよいですね。同じルートだと飽きてしまうというのもありますが、「ご主人の行きたい方向へ一緒についてくる」という感じがいいと思います。主従関係を崩さないためにも、ワンちゃん主導での散歩ではなく、あくまで飼い主であるご主人様の行く方向へついていきます!というのが必要かもしれません。


たまに、散歩に行かないことも必要です。「散歩に行かないとトイレしない子や、散歩に行かないと要求吠えをする子」などになる可能性があります。食事の時間も決まった時間ではなく、あえて時間をずらしたり、散歩の時間を変えてみたり、、、などルーティン化することは、避けた方がいいかもしれませんね。

7. まとめ:トレーニングは最高の「関係づくり」

トレーニングは一度で終わるものではありません。毎日の散歩の中で「指示を出す」「成功を褒める」というやり取りを繰り返すことが、飼い主と愛犬の深い信頼関係を築きます。

大型犬との生活は責任が伴いますが、それを上回る大きな喜びがあります。正しい知識と方法を身につければ、散歩は単なる「外歩き」から「最高のコミュニケーションの時間」へと変わるはずです。

楽しい散歩にするためには、犬との信頼関係が必要です。

脚側歩行の練習やリーダーウォークの練習が必要ですね。リーダーウォークの練習については、次回のブログで、書きたいと思います。リーダーウォークができるようになると、散歩中に引っ張られたりすることも減りますし、隣についてペースを合わせて歩いてくれるようになります。本当に散歩が楽しくなります。

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